3つあるフランスのロゼワイン産地について詳しく紹介!~フランス3大ロゼ銘産地(AOC)~ news

3つあるフランスのロゼワイン産地について詳しく紹介!~フランス3大ロゼ銘産地(AOC)~

世界中で愛されているロゼワインのメッカはどこか知っていますか?ロゼワインの産地といえばフランスをまず抑えておくのがいいでしょう。

フランスのロゼワイン産地で有名なのが 下記の3地域です。当サイトでもフランスのロゼワインを多数取り扱っているので、気になった産地のものは実際に飲んでみるとより楽しめるかもしれません。


アンジュ&ソミュール ANJOU & SAUMUR(AOC:ROSE  D’ANJOU ロゼ・ダンジュ)

フランスの庭 数々の城がある 風光明媚なロワール川流域 ロワール県の首都であるアンジュを中心とした栽培地域

1950年代、 少し甘みのあるワイン(マテウスのロゼ、リープフラウミルヒ・白など)が 流行し ロゼ・ダンジュも そのやや甘い味わいが時代の求めに合致し流行することとなる。

このワインのブドウ品種はグロロー(GROLLEAU) なかなか聞きなれない名前だが、果皮の黒さがカラスの羽の漆黒のようであることからこの名前がついている。ボディは軽くあまりアルコール濃度が上がらないフルーティーな若飲みタイプのワインができあがる。

今は人々の味覚も、食事に合わせるのに さっぱりとした辛口を好む傾向になり一時期の勢いはないものの 依然としてロゼ生産地としての名声は高くよく飲まれている。

タヴェル TAVEL

ローヌ渓谷 南部 教皇の幽閉地 アヴィニョン(Avignon)からほど近い ロゼしか生産されないAOC。

グルナッシュを40%以上使用することが決められている。ゆえにでき上りのワインはヴォリュームのあるものとなり豊かで丸みをおびる。グルナッシュゆえの力強いアロマが感じられる。

すぐ隣にロゼをつくれるリラックがあるが軍配はタヴェルにあがる。

味わいも辛口で AOCの認定も1936年と他の2地域よりも早くAOC認定されている。

プロヴァンス      PROVENCE (内 各AOC)

言わずとしれた ロゼワインの聖地。プロヴァンス地域には14のAOCがありフランス最大のAOCロゼワインの生産地である。

これらはAOC認定された年代順に3つのグループに分けることができる。

1:Cassis カシス(1936)、Bandol バンドール(1941)、Bellet ベレット(1941)Pallet  パレット(1948)初期のアペラシオン。

2:コート・ド・プロヴァンス Côtes de Provence(1977)、コトー・デクス・アン・プロヴァンス Coteaux d’Aix-en-Provence(1985)、コトー・ヴァロワ・ザン・プロヴァンス Coteaux Varois en Provence(1993)、レ・ボー・ザン・プロヴァンス Les Baux-en-Provence(1995)コトー・ド・ピエールヴェール(現:ピエールヴェール) Coteaux de Pierrevert(1998)の新しいアペラシオン。 

3:2のコート・ド・プロヴァンス Côtes de Provence中のサブゾーンリージョンAOC

:Sainte-Victoire サント・ヴィクトワール(2005)、Frejus フレジュス(2005)、La Londeラ・ロンド(2008)、Pierrefeu ピエールフー(2013)、Notre Dame des Anges

ノートル・ダム・デ・ザンジュ(2019)。

プロヴァンス地方の土壌は大きく分けて 2 +1。

北部、西部は石灰質の丘陵や岩山

これには、レ・ボー、コトー・ド・エクス、コート・ド・プロヴァンス・サント・ヴィクトワール、パレット、バンドール、カシスのワイン産地が含まれる。

南部、東部は深成岩、変成岩 結晶質の岩盤 痩せた土壌、水はけが良い。

サントロペからトゥーロンまで、モーレスとタネロン周辺の中央南部の海岸線には、結晶質の岩盤がある。これには、コート・ド・プロヴァンス、コート・ド・プロヴァンス・ピエルフ、コート・ド・プロヴァンス・ラ・ロンド、コート・ド・プロヴァンス・ノートル・ダム・デ・ザンジュ、ピエールヴェール、コトー・ヴァロワのワイン産地が含まれる。

東部の中でも 生産されるワインの量の点で3番目のマイナーな地域は、サントロペのさらに東にあり、フレジュス周辺の地域が含まれる。ここでは、結晶質の岩盤がロケブルンの赤い岩とエステレル山塊の火山性土壌によって砕かれている。ここには、コート・ド・プロヴァンス・フレジュス、一部コート・ド・プロヴァンス・ノートル・ダム・デ・ザンジュのワイン産地が含まれる。

ロゼの生産と消費の割合がもともと国内が中心であったのだが、世界的なロゼワインブームに伴い プロヴァンスワインの輸出比率が年を追うごとに増加している。主な輸出先は アメリカとイギリス。

主なブドウ品種は 4種類

グルナッシュ、ムールヴェードル、サンソ―、ティブーレン 

その他 土着のブドウ品種多数 が使われる。

一般的に知られているプロヴァンス・ロゼの典型的なスタイルは 果実味とミネラル感のある淡いピンクの辛口ワインである。

しかしながら今まで話してきた多種多様な構成要因によりまた、近年(1999年)のCentre de Recherche et d’ExpérimentationsurleVinRosé(Le Centre du Rosé )の発足によりロゼワインのテロワール、ブドウ栽培、醸造技術がより進歩し、同時に 研究結果を真に享受した生産者の情熱的かつ化学的な試みによる工夫もあいまって 実際のプロヴァンスロゼのスタイルは 多種多様になっている。


プロヴァンスのロゼの品質が向上し多種多様になるにつれ、世界中の生産者と消費者がプロヴァンススタイルをロゼスタイルの縮図であると認識するようになった。

Centre de Recherche et d’ExpérimentationsurleVinRosé(Le Centre du Rosé )は 世界中のすべてのロゼワインを画一的なスタイルにすることは自己破壊につながるとして満足しておらず、研究結果をおおやけに提供することにより 世界のロゼワインの多様性を奨励したいと考えている。


(2021年5月14日(金)現在)